金庫買い替え

3月から5月にかけて何故か金庫の買い替え案件が多くなる。
考えられる理由としては引っ越しや法人の決算時期などが関係しているようだ。
引っ越しをして移転した先に合わせて金庫を新しく買い替えたり、会社の予算で防犯設備を整えるために新しく金庫を購入したりと、そういった事情が背景にあると考えられる。
また、会社内で人員の移動があり、経理担当者が変わったため金庫の鍵を交換したり、暗証番号を変更したりという依頼が増えるとも言われている。
しかし、必ずしも企業や法人ばかりではない。一般のお客様も多い。
一般の人も大事なものは自分でしっかり管理し、守ろうという意識を持っている人はたくさんいるのだ。

さて、金庫の中にもいくつかの種類がある。
例えば、耐火金庫と防盗金庫という二種類の金庫に分けることができる。
耐火金庫は金庫の中の物を火災から守るためのものである。
それに対して防盗金庫は破壊や盗難を防ぐことを目的としている。

この2つはそれぞれ目的が異なるので守りたいものに応じて使い分けるといい。なんなら2つとも購入しておいて損はないだろう。
デジタル記録媒体や古書、古文書、重要書類の類は耐火金庫に保管して火災から守るといい。
そして現金や貴金属類などは簡単に持ち去ることができない頑丈な防盗金庫で守るといいだろう。

昔はここまで厳密に金庫を使い分けていなかった。
しかし、東北での震災以後、有事に備える意識を持つ人が増えた。
津波が起きたら金庫が元の持ち主のところに帰ってくるとは100%言い切れない。
防水や水害にあってもながされない金庫が万が一の時に役に立ってくれるかもしれない。

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